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在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活 [ドクショ]

在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活

在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活

  • 作者: 荒木 優太
  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2019/09/06
  • メディア: 単行本
在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活

在野研究ビギナーズ――勝手にはじめる研究生活

  • 出版社/メーカー: 明石書店
  • 発売日: 2019/09/01
  • メディア: Kindle版
 ダンナロイドが以前おいらのことを在野研究者だというので、いや、おいら違うからというと、「君も三松正夫という人が郵便局の仕事の傍ら昭和新山の研究をしたことを知っているだろう」とその名を出してきたが、ごめん……おいら知らない……。
 で、その時初めて在野研究者という言葉を知って図書館から借りてきたのだが、執筆者の方々のプロフィールを見てさらにおじけづいた。博士課程修了&著作あり&〇〇研究員……ごめん……おいら在野研究者を名乗るのおこがましいから。
 20年前なら嬉々として勝手に名乗ったけど、今はただの昼寝とおやつが好きな主婦だし。
 仕事と研究の両立について悩む方々や子育てについて奥様の理解があるからだと書かれている方はいらしたが、家事と仕事と研究の3つのバランスについて悩みを抱えている方がいない……それ以前によく考えたら、おいらただの日付好きであって、研究者じゃない……
 今のおいらが一番知りたいのは、どうやったら睡眠時間と家事とパートの時間を差し引いて勉強の時間を捻出できるかであって、あと、主婦向けの雑誌とか女性が書いた勉強時間の捻出方法にある「ルンバとかドラム型洗濯機で家事の時間を省略」とか「お金で家事代行をしてもらいました」「実家の母に家事を手伝ってもらった」とかは、おいらの環境や世帯年収では現時点では無理だし、おいらが知りたいのは、昼寝とおやつが好きなダメ子なぐうたらな主婦(しかもあまり体力ない)がある日突然勉強したくなったら、家事とパートと勉強時間をどう両立させるかなんだ!!!(切実)
 
 さらっと書いてあった文章で一番怖かったのが在野研究者だったために、ご自身の研究成果を無断で盗用されたというくだりだった被害に複数回遭われたという短い文章だったことを告白します。

洪水の年 [ドクショ]

 新聞をやめたので必然的に本に対するアンテナの感度も鈍化。
 年末に日経新聞を買ったところ、ちょうど今年読んだベスト3をいろんな方が紹介する記事があったので、そこでマーガレット・アトウッドが新館を出していたことを知る。


洪水の年(上)

洪水の年(上)

  • 作者: マーガレット・アトウッド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/09/22
  • メディア: 単行本
洪水の年(下)

洪水の年(下)

  • 作者: マーガレット・アトウッド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/09/22
  • メディア: 単行本
 図書館で借りたときは職員の方に「2冊いっぺんで大丈夫ですか?」と聞かれ、「が、がんばります……」と同時に借りたものの期限内に読めるかかなり不安だったがそれは杞憂に過ぎなかった。
 通勤途中に読んで、続きが気になって自宅でも読んで、家事の合間に夢中になって読んだ。
 読みながら、自分が飲んでいるサプリメント(ビタミンCと鉄)の中身が心配になった(飲んでるけど)。
 製薬会社がサプリメントの中に父子の病に至るウィルスを仕込んだ製品を売り出し、それを飲んでいた母親が殺され、大学をやめて恋人と別れ、父とも死に別れ孤独の身になったトビーは宗教団体「神の庭師たち」との共同生活を営む。その中には製薬会社に勤める父を裏切り、別の男性と「神の庭師たち」の施設で暮らすことになった少女レンもいた。この小説では二人の女性たちを主人公にして人類がほぼ絶滅するに至った過程がかたられる。 個人的にはトビーがみつばちの世話をする場面が生き生きとしていて好き。
 で、途中で気が付いたんだけど、これ、『オリクスとクレイク』と話がつながっているんだけど、読んだはずなのにほとんど覚えていない……orz
オリクスとクレイク

オリクスとクレイク

  • 作者: マーガレット・アトウッド
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2010/12/17
  • メディア: 単行本
 「マッド・アダム」三部作の一部が『オリクスとクレイク』で、『洪水の年』が二部にあたるんだが、三部作の続きが気になる!!
 ぢつは、マーガレット・アトウッドは好きでかなり読んでる。
 イチオシ『侍女の物語』はアメリカのHuluオリジナル作品でドラマになったり(「ハンドメイズ・テイル/侍女の物語」)、映画にもなっている。
 岩波文庫『またの名をグレイス』も実写化されてた……全然知らへんかった。こっちは実話をもとにした話で息もつかせぬ展開。
侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

侍女の物語 (ハヤカワepi文庫)

  • 作者: マーガレット アトウッド
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2001/10/24
  • メディア: 文庫
侍女の物語

侍女の物語

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2001/10/25
  • メディア: Kindle版
またの名をグレイス(上) (岩波現代文庫)

またの名をグレイス(上) (岩波現代文庫)

  • 作者: マーガレット・アトウッド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/09/15
  • メディア: 文庫
またの名をグレイス(下) (岩波現代文庫)

またの名をグレイス(下) (岩波現代文庫)

  • 作者: マーガレット・アトウッド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2018/09/15
  • メディア: 文庫
またの名をグレイス 上

またの名をグレイス 上

  • 作者: マーガレット アトウッド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/03/27
  • メディア: 単行本
またの名をグレイス 下

またの名をグレイス 下

  • 作者: マーガレット・アトウッド
  • 出版社/メーカー: 岩波書店
  • 発売日: 2008/05/29
  • メディア: 単行本

Best Of Book 2018 [ドクショ]

年々本を読まなくなっている……まずい。昨年の本をいまさらまとめてどうするのかと思いつつも備忘録としてまとめておこう。

ツイッター #2018今年読んだこの本がすごい でもつぶやいたけど、以下まとめ。

まず、『潜伏キリシタンは何を信じていたのか』(宮崎賢太郎)。
三浦綾子幻の小説が浦上四番崩れをテーマとしているので、潜伏キリシタン関係を少しずつ読むようにしている。その小説がどんな小説になるのか読むことができないわけだが、私としては『銃口』が三浦文学における昭和の総括だったので、こちらは三浦文学の歴史ものにおける『細川ガラシャ夫人』『千利休とその妻たち』『海嶺』の系譜につながる戦国~幕末のキリスト教の歴史を総括したものになったのではないかと思う。


潜伏キリシタンは何を信じていたのか

潜伏キリシタンは何を信じていたのか

  • 作者: 宮崎 賢太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: 単行本



潜伏キリシタンは何を信じていたのか (角川学芸出版単行本)

潜伏キリシタンは何を信じていたのか (角川学芸出版単行本)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: Kindle版


『夫・車谷長吉』高橋順子著


 これは読んでよかった。初期の車谷作品は結構読んでいるんだけど途中から読まなくなってしまったので……


夫・車谷長吉

夫・車谷長吉

  • 作者: 高橋 順子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/05/12
  • メディア: 単行本



夫・車谷長吉 (文春e-book)

夫・車谷長吉 (文春e-book)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/05/12
  • メディア: Kindle版



『北海タイムス物語』増田俊也


今は亡き北海タイムス社を舞台にした小説。
荒っぽさを感じる部分もあったけど、勢いで読ませる小説が好みなので読んだ後熱くなれるこういう小説は好き。



北海タイムス物語

北海タイムス物語

  • 作者: 増田俊也
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/04/21
  • メディア: 単行本



北海タイムス物語

北海タイムス物語

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2017/04/21
  • メディア: Kindle版



『トラットリア・ラファーノ』上田早夕里


上田さんの小説は食べ物がおいしそうなのがたまらない。
SFだけでなく、こういうのも書けるのがすごい。新刊を追っかけて読んでいっている作家のひとり。



トラットリア・ラファーノ (ハルキ文庫)

トラットリア・ラファーノ (ハルキ文庫)

  • 作者: 上田早夕里
  • 出版社/メーカー: 角川春樹事務所
  • 発売日: 2017/12/13
  • メディア: 文庫



『情報便利屋の日記-専門図書館への誘い-』村橋勝子



情報便利屋の日記:専門図書館への誘い

情報便利屋の日記:専門図書館への誘い

  • 作者: 村橋 勝子
  • 出版社/メーカー: 樹村房
  • 発売日: 2016/10/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



調べ物をする身としては、年に1,2冊こういう本を読んでブラッシュアップせねばならんのだが毎日だらだらとネットしたり昼寝したり……


『羆嵐』吉村昭



羆嵐 (新潮文庫)

羆嵐 (新潮文庫)

  • 作者: 吉村 昭
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1982/11/29
  • メディア: 文庫



羆嵐(新潮文庫)

羆嵐(新潮文庫)

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 1982/11/25
  • メディア: Kindle版



『嵐吹くときも』に出てくる日本最悪のクマ獣害事件三毛別羆事件のことを扱っているので資料として読んでみたが、吉村昭さんの小説は取材がすごい……描写が半端ないので、食前食後は読むのを避けたほうがいいと思う。あと、寝る前も……


 年々読む量が減っているだけでなく、気力もなくなってきているわけだが、それでも以下をテーマにしつつ本は読むようにしたい。


1.日本史 ※図書館で歴史の教科書を借りたら、自分が教わった内容とかなり変わっていることが分かった。日本最古のお金が和同開珎ではないという……
2.キリスト教関連 ※三浦綾子文学を語るうえで身につけなくてはならぬ知識。
3.潜伏キリシタン関連 ※上に書いたとおり
4.アーミッシュ関係 ※アーミッシュワンピを買うようになってさらに興味があるので。
5.北海道関連 ※三浦文学では避けられない。歴史地理などなど
6.マーガレット・アトウッド、ガルシア・マルケス、川口松太郎、黒岩重吾、半村良の未読作品。
7.日本地理、世界地理、世界史 ※1と同じ。
8.政治経済全般 ※入門書とか児童書とかから始める。






潜伏キリシタンは何を信じていたのか [ドクショ]

潜伏キリシタンは何を信じていたのか

潜伏キリシタンは何を信じていたのか

  • 作者: 宮崎 賢太郎
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: 単行本
潜伏キリシタンは何を信じていたのか (角川学芸出版単行本)

潜伏キリシタンは何を信じていたのか (角川学芸出版単行本)

  • 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川学芸出版
  • 発売日: 2018/02/22
  • メディア: Kindle版
 三浦綾子には書かれなかった幻の小説がある。
 これは隠れキリシタンを弾圧した「浦上崩れ」を描いたもので、2003年12月3日(水)、北海道新聞夕刊13面に「三浦綾子さん〝幻の小説″ 長崎の隠れキリシタン弾圧教材に 病床で取材依頼」という記事が掲載された。記事によると、文芸評論家で初代三浦綾子記念文学館館長・高野斗志美宅で綾子が執筆のために収集した資料が発見された。
 綾子は1980年代後半から「浦上崩れ」と呼ばれるキリシタン弾圧事件をテーマにした小説の準備を開始、光世も高野に「人物設定もほぼ決まった」と打ち明けていた。
 が、1992年に綾子がパーキンソン病と診断。長旅が出来なかったことから、夫妻と親交の深かった高野斗志美が主婦の友社の編集者・渡辺節(たかし)と共に長崎市浦上地区を中心に取材し、写真や当時の信者の名前が載った信仰書、踏み絵、流刑に関する研究書等30点余りをそろえた。
 この資料のうち15点は、同年12月25日(木)まで三浦綾子記念文学館にて開催された「追悼 高野斗志美展」に展示された。
 私が三浦綾子の年譜を作成しているのでひいき的な見方になってしまうが、もしこの小説が書かれたとしたら、同時代に同じくキリスト教作家として活躍した遠藤周作の代表作『沈黙』と双璧をなす作品になっていたかもしれない。
 また、綾子自身が書いていた歴史小説『細川ガラシャ夫人』『千利休とその妻たち』『海嶺』の作品の締めくくりかつ、最後の小説『銃口』と並ぶ三浦文学の到達点になっていたと考えると、幻で終わっていることが返す返す残念でならない。
 そんなこともあり、少しずつ隠れキリシタンものを読むことにしたのだが、遠藤周作や複数の人たちが様々に記している通り(遠い昔に読んだためどの本で読んだか不明)、この本でも、「隠れキリシタン」と呼ばれてきた人たちが守ってきたのが当初のキリスト教ではなく別の宗教だったことや(わかりやすく書けば、八百万の神にキリスト教が増えた、古来の宗教にキリスト教が結びつき第三の宗教になった)、信仰よりも先祖伝来の宗教を義務感で守ってきたことが記される。
 つまり、隠れキリシタンと呼ばれてきた人たちが守り通していた教えが当初伝来のキリスト教とは全く別物に変質していたことは、綾子自身も資料収集の過程で気が付いていただろう。
 だとしたら、綾子は自身の進行と照らし合わせて彼らの信じる教えをどう描こうとしたのだろうか。
 残念ながら新聞記事のみで、三浦綾子記念文学館の展示をみていないので詳しいことが全く分からない。生誕100年あたりに、新資料としてこの情報も書籍化されるなどして詳しいことがわからないかしらん。
 
 

夫・車谷長吉 [ドクショ]

夫・車谷長吉

夫・車谷長吉

  • 作者: 高橋 順子
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2017/05/12
  • メディア: 単行本
 妻の高橋順子(詩人)から見た夫・車谷長吉の回顧録。
 車谷長吉は大好きな作家で、一時期新刊が出るたびに買いあさっていた。一番好きなのは直木賞受賞作『赤目四十八瀧心中未遂』だけど、芥川賞落選の時期をつづった「変」もよかった。
 もっぱら車谷氏からみた文章しか読んだことがなかったけど、神経質で少年のようなところのあるチャーミングな車谷氏の姿を知ることができてよかった。
 妻の才能にほれ込んで結婚に至ったのは知っていたけど(※高橋順子の詩集を読んで、車谷長吉が手紙を出したり、いきなり家を訪れたりしていた。また、自分の妻は直木賞を受賞させてくれたミューズだとエッセイに記していた)、作家と詩人、それぞれがお互いの仕事を尊敬しあっていたのは読みながら電車の中で泣きそうになった。
 
赤目四十八瀧心中未遂

赤目四十八瀧心中未遂

  • 作者: 車谷 長吉
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2001/02/01
  • メディア: 文庫
赤目四十八瀧心中未遂 (文春文庫)

赤目四十八瀧心中未遂 (文春文庫)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2001/02/10
  • メディア: Kindle版
 蛇足だけど、暗黒ワナビ時代に、夜中に自分の部屋で「生島はん、内を連れて逃げて!!」というごっこ遊びを一人でやっていたのはここだけの秘密。
 

Best Of Book 2017 [ドクショ]

2017年は、本当に本を読んでいない。
図書館にはちょくちょく足を運んでいたが、読んでいたのはもっぱら実用書(料理とか家事とか)ばかり。


綾子さんの本はかなり読んだけど、もはや読むというより、調査の域になっていて、果たして読書なのか。


例のごとく、ごろごろ昼寝したり、おやつ食べたりしていたのは、せいぜい夏までで、そこからは激動の日々が待っていた。9月には旭川に行ったし、10月からは「なんだ~これは~」という感じで、12月からは職場で一人退職者が出たが補充がなく連日残業時間MAXで、記憶がない。気が付けば2017年が終わっていた。


31日は朝6時に起き、要所要所に掃除以外の用事や食事、休憩をはさみつつ、夜18時まで台所の大掃除をして、かろうじて台所のシンク下は、顔が映るぐらいにぴかぴかにした!


なので、静かに2017年をゆっくりと振り返ることはおろか、新しい年となってもさぼっていた家計簿づけをやっている。あらかじめベスト3は選んでいたけど、ブログを更新したのは1週間になった今頃になってからというのが私の最近を表しているかのよう。


文句なしに下の本!!(詳細はこちら
なぜ「ヤマト」がああいうサービスを提供し続けたのか、その謎が解けたの一言に尽きる。



小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

  • 作者: 森 健
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/25
  • メディア: 単行本




小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~

小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/30
  • メディア: Kindle版


小説は本当に読んでなくて(綾子さんのものはかなり読んだ)、そんな中でも、マーガレット・アトウッドの作品が読めたのは良かった。分厚くてどないしようかというくらいだったんだけど、読み始めたらぐいぐいと言ってしまうのはすごい。ただ「いじめ」がテーマなので読むのはつらかった。


キャッツ・アイ

キャッツ・アイ

  • 作者: マーガレット アトウッド
  • 出版社/メーカー: 開文社出版
  • 発売日: 2016/12
  • メディア: 単行本
テント

テント

  • 作者: マーガレット アトウッド
  • 出版社/メーカー: 英光社
  • 発売日: 2017/12/01
  • メディア: 単行本
偶然発見したけど、マーガレット・アトウッドの新作が!!!(歓喜)
下は書店で見かけて図書館で借りた。
「雨」を切り口に、環境問題、気候、雨具、小説……など様々な切り口に論じている本。
こういう本は今まで避け続けていたけど、通勤時間に少しずつ読み進めていくのは本当に楽しかった。
雨の自然誌

雨の自然誌

  • 作者: シンシア バーネット
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2016/09/23
  • メディア: 単行本
図書館で借りてばっかりだけど、本当はほしい本は買いたい。
が、前にも書いたけど、結婚してからはまず生活第一。なんでもほしいものをぽんぽん買うわけにはいかないので、図書館でチェックしてから手元に置きたい本を吟味している。それに、子供がいないから自分に何かあったときのことを考えたらこれ以上本を増やせない……



小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの [ドクショ]

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

小倉昌男 祈りと経営: ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの

  • 作者: 森 健
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/25
  • メディア: 単行本
小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~

小倉昌男 祈りと経営~ヤマト「宅急便の父」が闘っていたもの~

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2016/01/30
  • メディア: Kindle版
 書店で少しだけ立ち読みして、気になったので読んでみた。
 本当は本はどんどん買いたい。でも、独身時代とは異なり家賃や食費等がまず優先。一言でいうなら、この本に出合えて本当に良かったと思える良書。私にとっては今年のベスト3に入る(後述するがちょっと残念なところもある)
 小倉昌男といえば、言わずと知れた「宅急便」の父、クロネコヤマトの生みの親。
 我が家もちょくちょくお世話になっているが、セールスドライバーさんのきびきびとした動作や応対は本当に気持ちいいし、予め不在にする時間帯を登録しておけば、自動的に配達時間帯を変更してくれるマイカレンダーサービス等、受け取る側の気持ちを考えられていると思う。
 リアルタイムで日経新聞に連載されていた私の履歴書を読んだときに感じたのは「義憤」が彼を動かしていたように思える。何故、弱い立場の人のことを想像できないんだ? お年寄りや小さなお子さんがいたら荷物を出すために外出できないだろう? 取りに行けばいいじゃないか。障碍者だからと言ってこんなにやすい給料しかもらえないのか? 何とか経済的に自立できないのか?
 世間を驚かせた東日本大震災時の荷物一つにつき10円の寄付をするという宣言。これは純利益の40%にあたる。しかもそのお金をすべて届けるために財務省とも交渉。(※ほぼ日刊イトイ新聞に対談がある
 何故そんな風に動けるのか? 何故そんな風に動く社風なのか? 
 私の履歴書を読んだ時にはつかめなかったことがこの本を読んで少し垣間見たような気がする。
 若いときの結核、病気を機にキリスト教を信じるようになったこと。常に弱い立場の者へ向けられたまなざし。道徳的なものの考え方、一方で長女に対してはただただおろおろするばかりの父親。敬虔なカトリックの信者であったこと。
 この本に書かれた結核だったことや家庭内のことは初めて知ったのでとにかく驚いた。
 この本に書かれていたのはこれまで多くの人が知ることのなかった小倉昌男の姿なのだと思う。ただ一つ残念なことを上げるとしたら、これだけよくまとめられてきたのに、元となった取材源、参考資料などが巻末にまとめられていないこと(本文中には記されている)。
 別にそんなのはなくていいと思う人もいるだろう。
 だが、小倉昌男が「宅急便」の創始者として新しいサービスを生み出し、彼が経営してきた会社、彼が私財をなげうって作った財団が今までの運送業業界の常識や障碍者の働き方に一石を投じ、変化させてきたのは紛れもないことなのだから、もっと深く知りたい読者のために、あるいは後世の人のためにこの本が執筆された時点での資料はまとめておいてもよかったのではないかと思う。

Best Of Book 2016 [ドクショ]

昨年(2016年)は、一昨年(2015年)以上に本を読んでいない。
図書館にはちょくちょく足を運んでいたが、読んでいたのは料理の本とか、家事の本とか、雑誌とか頭を使わないものばかり。なので、わざわざブログ記事にするほどでもないし……と、ごろごろ昼寝したり、おやつ食べたりしているうちに、2016年が終わり、しかも仕事がくそ忙しくて31日まで大掃除をしていたのでゆっくりと振り返ることすらできず、新しい年となってはや1週間になった今頃になってベスト3を選ぶ羽目になった。

どれが一番というわけでもないけど、印象に残ったものを以下に紹介。

書評で読んで読んだ。難しいけれども、いろいろ考えさせられた。

生き抜け、その日のために ―長崎の被差別部落とキリシタン―

生き抜け、その日のために ―長崎の被差別部落とキリシタン―

  • 作者: 高山 文彦
  • 出版社/メーカー: 解放出版社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本


甲乙つけがたく、2冊選んだけど、昨年夏TBS系列で放送されたドラマ「仰げば尊し」の原作。
ドラマよりも事実はもっと感動的だった。

ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

  • 作者: 石川 高子
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2009/02/23
  • メディア: 単行本

ブラバンキッズ・オデッセイ

ブラバンキッズ・オデッセイ

  • 作者: 石川 高子
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2009/04/22
  • メディア: 単行本


大阪にある日替わりカフェcommon cafeを考案された山納洋さんの本。
発想力の見事さに脱帽。

つながるカフェ:コミュニティの〈場〉をつくる方法

つながるカフェ:コミュニティの〈場〉をつくる方法

  • 作者: 山納 洋
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2016/05/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

※この記事は2017年1月に書いたものです。



絵はがきで読む大大阪 [ドクショ]




絵はがきで読む大大阪

絵はがきで読む大大阪

  • 作者: 橋爪 紳也
  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2010/04/23
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)





絵はがきで読む大大阪

絵はがきで読む大大阪

  • 出版社/メーカー: 創元社
  • 発売日: 2010/04/20
  • メディア: Kindle版


 図書館で見かけて借りてきた。
 かつて、大阪が大大阪と呼ばれ、大阪が東京よりも最先端を行き、東洋のマンチェスターと称される時代があった。
 大正区には木津川飛行場があり大連まで飛んでいたし、通天閣にはルナパークがあり、梅田心斎橋間を結ぶ地下鉄には手塚治虫少年が電気科学館に通いつめていたという。

 私がこう言ったことを知ったのは、昔まちあるきのイベントで西俣さんにガイドをしてもらいあちらこちらを歩いてから数年がたち、実家で療養中に大大阪関連の本を2,3冊読んでから。
 絵はがきと大阪に関する研究の第一人者・橋爪紳也さんが解説する文章を読みながら、子供のころ大阪市内に住んでいたときは、何もわからず大大阪の名残のようなものを肌で感じ取っていたのかもしれない。

 懐かしく思うのは濁った木津川の流れ、毎週月曜日の朝礼で通っていた小学校校歌の中で歌われた「明日の日本を背負うぞと」という文句。冬の寒空の中本屋さんを回ってある本を探したこと。ショウーウィンドウのトルコ石を飽きず眺めていたこと。


ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(18) 2016年 10/6 号 [雑誌] [ドクショ]

「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が最終回になってしまった。(( ノД`)シクシク…

こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 特装版 40周年記念 (ジャンプコミックス)

こちら葛飾区亀有公園前派出所 200 特装版 40周年記念 (ジャンプコミックス)

  • 作者: 秋本 治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/09/17
  • メディア: コミック


こちら葛飾区亀有公園前派出所200巻 40周年記念特装版 (ジャンプコミックスDIGITAL)

こちら葛飾区亀有公園前派出所200巻 40周年記念特装版 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/09/17
  • メディア: Kindle版

VS.こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー

VS.こち亀 こちら葛飾区亀有公園前派出所ノベライズアンソロジー

  • 作者: 秋本 治
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(18) 2016年 10/6 号 [雑誌]

ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(18) 2016年 10/6 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/09/15
  • メディア: 雑誌

 ダンナロイドに「こち亀」ロスだというと、DVDつきの上の本を買ってきてくれた。
 両さんを描くときに使うペンが意外と太かったり、サインペンやボールペンを使っているのにびっくり。色を付ける過程がすごく丁寧で驚いた。あと、お仕事場。

 机の上には何も置かれていなくて、秋本先生の机の上のペントレイの中もすっきり整理整頓されていて、使いたいものをすぐとれるようになっていた。まさにジャンプのレジェンドにふさわしい作業場だった。

 それにしても、今の漫画家志望の人はこんな良質のDVDを見れるんだなあ。下もぜひ見たい。 

ジャンプ流! 2016年 1/21 号 [雑誌]

ジャンプ流! 2016年 1/21 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/01/07
  • メディア: 雑誌

ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(12) 2016年 7/7 号 [雑誌]

ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(12) 2016年 7/7 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/06/16
  • メディア: 雑誌


ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(12) 2016年 7/7 号 [雑誌]

ジャンプ流!DVD付分冊マンガ講座(12) 2016年 7/7 号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2016/06/16
  • メディア: 雑誌





生き抜け、その日のために ―長崎の被差別部落とキリシタン― [ドクショ]


生き抜け、その日のために ―長崎の被差別部落とキリシタン―

生き抜け、その日のために ―長崎の被差別部落とキリシタン―

  • 作者: 高山 文彦
  • 出版社/メーカー: 解放出版社
  • 発売日: 2016/04/22
  • メディア: 単行本

 新聞の書評を見て読んでみた。
 磯本恒信(部落解放同盟長崎県連初代委員長)、結城了悟(ディエゴ・パチェコ神父、日本二十六聖人記念館初代館長)、中尾貫(磯本の従兄、中学校教師)の三人の話。

 恥ずかしながら、まったくこの三人を知らなかったし、日本二十六聖人記念館のことも何も知らなかった。
 本によると原爆が投下されたとき、知事は原爆は長崎ではなく、浦上に落ちたとした。この浦上=旧・浦上町は被差別部落であった。戦後は地名変更等により旧・浦上町はなくなるが、長崎市の観光土産物には、旧・浦上町が被差別部落であることが一目でわかる地名が記されていた売られていた。市役所にある地図では、その箇所が隠されているにもかかわらず。この事実を指摘した磯本だった。
 中学校教師として五島に赴任した中尾は、そこに住む人々がキリシタンだという理由で差別され、弾圧されてきた人々であることを知る。そして、結城。彼は、キリシタンを弾圧していた部落民という対立構造は、実は棄教した時の権力者が生み出したものを指摘すると同時に、宗教者たちの中にある差別を差別だと思わない姿勢を暴いていく。

 この本を読んで、考えさせられたのは、いろんなものを「なかったことに」していく、ということだった。
 原爆投下を機に「長崎に被差別部落はありません」と宣言したり、浦上天主堂を保存せず新しく立て直すことで、これまでの迫害されてきた歴史をなかったことにしたり(しかも長崎の中では今までの浦上天主堂を保存をしたいといいつつも、外国での資金集めのためには保存を否定する)、戦後は観光客を呼び込むために、過去のキリシタン弾圧をなかったことにして、異国情緒を売り物にしたり……

 この本を読みながら、三浦綾子が1980年代後半より人物設定をほぼ決め、資料収集もしていたが、書かれることもなく幻の小説があったという北海道新聞の報道をを思い出した。どんな小説を考えていたんだろうか、この本を読んだら読んでみたくなった。
 ※記事は2003年12月3日、北海道新聞夕刊13面に掲載。「三浦綾子さん〝幻の小説” 長崎の隠れキリシタン弾圧教材に 病床で取材依頼」
 


『つながるカフェ:コミュニティの〈場〉をつくる方法』『カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ』 [ドクショ]


つながるカフェ:コミュニティの〈場〉をつくる方法

つながるカフェ:コミュニティの〈場〉をつくる方法

  • 作者: 山納 洋
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2016/05/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ

カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ

  • 作者: 山納 洋
  • 出版社/メーカー: 学芸出版社
  • 発売日: 2012/08/01
  • メディア: 単行本


 毎月1日と15日は「3Rの日」なので、かねてより気になっていた上の2冊を読んだ。


 著者・山納洋さんは扇町ミュージアムスクウェアに在籍していたときに、「扇町Talkin'About」というトークサロンイベントを発案。このサロンイベントでは、「哲学カフェ」「読む前に書け」「ポエトリーリーディングの夕べ」等様々なイベントが行われていた。この活動と並行するように、山納さんは閉店するバーを日替わりでマスターを変えて運営する「Common Bar SINGLES」、日替わりカフェ「common cafe」の経営に携わるようになる。他にも「六甲山カフェ」等次から次へと新しい場を提案していく。

 その頃、リアルだけでなく、ネットでも「一生作家になれない奴」認定されていた私は、親があきれるくらいに出歩いていたのだが、大抵扇町か中崎町、あるいは谷町6丁目にいけば、必ずおもろい出来事に遭遇できたのだから仕方がない。「Common Bar SINGLES」で印象に残っている人としては、トイレの中で二人きりになって詩を朗読するという詩人の上田假奈代さん(※残念ながら私はトイレに行く植田さんと連れ込まれた人を見ただけ)、推理バーの池上さん、1回しかお目にかかったことがないけど、会話がシャープだったのが印象的だった樋口ヒロユキさん、日替わりカフェ「common cafe」では、おいしいオーガニックフードを出されていた「cafe millet」の鈴鹿樹里さん(今は京都でお店をされたり、ワークショップをされているようだ)、コミュニティデザインに関する著書を複数出されている山崎亮さん、笑劇武芸団さん(現:笑劇舞踏団さん。今は亡きA君が「侍カフェ」で「影の軍団」をおごってやるよ、と注文したら、強制的に劇に引きずり込まれて楽しかった)等。他にも印象的な人はたくさんいるが紹介していいのか判断に迷うので割愛。

 山納さんはその後メビック扇町に移動になるが、私は何かの行事でメビック扇町に出かけて、人を通じて、西代官山クラブの小田切聡さんやガイドの西俣稔さんと知り合い、大阪市内をあちこち歩き回ったが、幼いころに住んでいた場所を西俣さんのガイドと共に歩き、「大阪は小説になるところがたくさんあるでしょう」と言っていただいたのは今でもよい思い出だ。

 私が出歩いていたのは2005年ごろまでの話で、30を過ぎて体力的にしんどくなったのと、小説を書くのがどうでもよくなったのと、長年のあこがれだった本に携わる仕事に就くことができ、仕事に夢中になっていたこともあり、次第に上の場所からは遠ざかる。2010年には、結婚を機に東京に引っ越し、体調を崩してからは、40の声も聞き、毎日の昼寝が欠かせなくなった。あの頃のパワーがほしいとしばしば思うが、それはふらふらしたいからではなく、棺桶に片足を突っ込んでいる身としては、一日も早く作成中の三浦綾子年譜(マニアック版)を完成させたいからに過ぎない。

【追記】2016/9/5
昨日この記事をアップロードしたときは、上の通り自分語りのみになってしまったので、簡単に本の内容のことも。
第一作目が、「common cafe」の仕組みや、何故このような場を作ったのかを中心に執筆されていたのに対し、

common cafe(コモンカフェ)―人と人とが出会う場のつくりかた

common cafe(コモンカフェ)―人と人とが出会う場のつくりかた

  • 作者: 山納 洋
  • 出版社/メーカー: 西日本出版社
  • 発売日: 2007/05
  • メディア: 単行本


第2作目『カフェという場のつくり方: 自分らしい起業のススメ』では、いざカフェ経営に乗り出した時にどういうことが起こるのか、どんなことで閉店にいたるのかを紹介している。印象に残ったのは、常連客によるストレス(特に、女性経営者が恋愛感情のようなものを客からもたれて神経的にすり減る、常連客のみが入り浸って新参の客が入れなくなる)による閉店だった。

第3作目では、カフェ経営に乗り出した時に、〈場〉を作りたいという人が増えてきているが、それはどんな〈場〉なのか。ということをテーマとすると同時に、社会人になったばかりの山納さんが、知らないことが出てくるたびに掌にそのことばを書いて図書館やレンタルショップに行って自分の引き出しを増やしていった(例:「ゴダール」なら、掌にゴダールと書いてレンタルショップに行く)ことに始まり、今までやってこられた活動の総括となっているのが印象的だった。


盗まれた遺書 [ドクショ]


盗まれた遺書

盗まれた遺書

  • 作者: 仙田 学
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2014/03/18
  • メディア: 単行本

初出は以下の通り。
「盗まれた遺書」:「早稲田文学」6号(2013/9)
「肉の恋」:「早稲田文学」0号(2007/5)
「乳に渇く」:「早稲田文学」2号(2008/12 「乳に渇く part2」を改題)
「ストリチア」:「WB」VOL.6(2006/9)
「中国の拷問」:「早稲田文学」2003年1月号

万引きテクニックがすごいみつるがある喫茶店で働くみゆきに遺書を届ける「盗まれた遺書」、そのみゆきを巡る物語が「肉の恋」「乳に渇く」「ストリチア」なんだが、単行本の順番ではなく、執筆順に読んでいった方が物語世界がよくわかってよかったかもしれない。面白かったのは「おっぱい」という生き物を巡る話。このおっぱいは、成長してどんどん大きくなり、人間に逆寄生する。人間はおっぱいにちゅうちゅう吸われて恍惚状態となり、おっぱいを巡ってトラブルが起こる……というてんやわんやな話。


村田沙耶香「消滅世界」(初出:「文藝」2015年8月号) [ドクショ]

消滅世界

消滅世界

  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: Kindle版


消滅世界

消滅世界

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/12/16
  • メディア: 単行本

 毎日ごろごろしている現状を顧みて、このままではいけない、まずいよ、この前図書館から借りた「文藝」はもうこれ以上延長できないよ、え~ん……というわけで、昨日の夜は慌てて「消滅世界」(村田沙耶香)のみを一気に読了。単行本を借りてもよかったのかもしれないけど、きっと芥川賞効果で予約が詰まっているだろうと思い、たまたま発見した初出「文藝」の方を借りてきたのだった。※今さっき図書館のホームページを見たら、予約は80件! 芥川賞効果恐るべし。

文芸 2015年 08 月号 [雑誌]

文芸 2015年 08 月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 河出書房新社
  • 発売日: 2015/07/07
  • メディア: 雑誌


 文藝賞を受賞した歴代作家(山田詠美、綿矢りさ、羽田圭介等)を考えると、グラビアとかまんがとかこういうのはいかにも「文藝」の方がやりそうなのに、以外にも硬派なことにほっとした。が、今まであった作家特集(日本文学科の学生にはひそかに助かる研究資料的な側面もあったりする)がなくなっていたのが残念だった。いつなくなったんやろか……雑誌は分厚くなっていたけれど……なんか、複雑。

 村田沙也加は、デビュー作「授乳」をリアルタイムで読んだときから、あの淡々とした文章でさりげなく不気味なことを綴っているのが妙に気になっていたんだが、私が文芸誌の定期購読を辞めたのもあり「あの人、もう書くのをやめはったんかな」と思ってたところに、「殺人出産」がネット上で話題になったのでいそいそと読んで、その後も「消滅世界」が話題になったので読みたいと思っていたのだが、放置したまま今に至っていたが、やっと読めた。読んでよかった。

授乳 (講談社文庫)

授乳 (講談社文庫)

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2010/04/15
  • メディア: 文庫

殺人出産 (講談社文庫)

殺人出産 (講談社文庫)

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2016/08/11
  • メディア: 文庫



殺人出産

殺人出産

  • 作者: 村田 沙耶香
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2014/07/16
  • メディア: 単行本



 今回の作品も、他の作家なら取り組まないであろうテーマに真摯に取り組んでいるのに好感が持てた。夫とのセックスが「近親相姦」として嫌悪され、裁判沙汰になる時代が舞台。この世界では婚外交渉が推奨され、婚姻関係にある男女は性的な関係がない同居人でしかない。
 主人公・雨音は、小学校の時、両親が人工授精ではなくセックスして産まれたことを知る。母は雨音の担任にもこのことを告げるが、事実を知った小学校担任は興味本位に他の職員に言い回り、同級生からは「交尾」という野蛮な風習、「近親相姦」だと蔑まれる。また、雨音自身も最初の夫が自分に対して性的な興奮を覚えたと訴えて離婚を申し出る。

 雨音はアニメのキャラクターに性的な興奮を覚える一方で、歴代の恋人たちとも性的な関係を持つが、この時代では、人とのセックスは珍しいことで、雨音は同じマンションに住む男性と恋愛関係になったときはセックスをするのがつらいという理由で別れを告げられるのだった。

 雨音は再婚相手の朔とともに千葉に移り住むが、千葉では男女関係なく出産をし、千葉で生まれた子供はコミュニティ全体で育てることとなり、家族制度もない、という実験都市であった。ここでは、前世紀的な性欲は、コンビニで道具を買えば一瞬で処理できるし、さらに便利なことにはそんな道具すらなくても、性欲を処理する施設(トイレのようなもの)に行けばあっという間に解消できるのだった。雨音の母は、ことあるごとにこのような社会は正常じゃないと言い張り、雨音は反発する。だが、今はこの社会になじんでいても、雨音自身がセックスの結果生まれてきた子供なのだから、セックスをすることを求めるだろう、私はそのようにあなたの魂に生まれた時から語り続けたと、母から宣言された雨音は母に睡眠薬を飲ませ、母が狂っていくのが見たいと吐き捨てるように言うのだった。

 聖書の楽園追放を逆手に、人工授精によるセックスの消滅、家族の消滅、自慰の消滅……人類は楽園に戻るのだろうという壮大な物語を野心的に綴りつつも、いくつか疑問が残る。
 まず雨音の母。何故人工授精ではなくセックスを選んだのか。そのことで差別や偏見に苦しまなかったのか。社会から危険思想の持ち主だと絶えず管理されなかったのか? 
 次に雨音。夫婦がセックスをし、子供を産むことが「近親相姦」だとされるのなら、その事実は彼女の人生について回り、ネットなどで拡散される等して彼女自身の人格形成に何らかの影響を及ぼさなかったのか? 
 また、何故彼女はセックスを渇望するのか?
 他に、作中では通常の人々は、セックスは野蛮な風習であり、マスターベーションの方がまだ洗練されているはずなのだが、何故かセックスについては「まだそんなことをしているの? 珍しいわね~」というニュアンスで、セックスに対する感覚が現代とそんなに差のない描写になっているシーンが複数ある。

 普段SFを読んでいる人が読んだら、SFと呼ぶにはやや粗いところもあるように思えるが、SF的設定よりも描きたかったのはあくまで「夫婦間でのセックスが嫌悪され、婚前交渉が正常な時代」の価値観やその中で消えていく家族制度や性的な風習の中で人はどのように生きていくのか? ということなんだろうと、私は勝手に思っているので一気に読ませる筆力にただただ脱帽。未読の人は是非!


『カプセルフィッシュ』と「文學界」2016年5月号 [ドクショ]


カプセルフィッシュ

カプセルフィッシュ

  • 作者: 大西 智子
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/09/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


文學界2016年5月号

文學界2016年5月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2016/04/07
  • メディア: 雑誌


 読まなきゃ、と思いつつ中々手が伸びなかった。
 40過ぎた途端にがくっと小説に対する興味も読書意欲も衰えて(衰えないどころか増大するのは、怠け心と昼寝時間のみ)やっと読めたので簡単に。

 前者は第8回小説宝石新人賞・優秀作に選ばれた「カプセルフィッシュ」等5作を含める短編集。
 後者は同人雑誌優秀作。

 『カプセルフィッシュ』は、表題作より、ぱちこ目線で書かれた書き下ろし作の方が人物造形等一本筋が通っていていいと思った。表題作の主人公が非モテ系の設定なんだが、言動を読んでいるとどうもそんな風に思えなくて、私には行動的で十分魅力的だったので、何もそういう設定にしなくてもいいのになあと感じた。

 後者は、中学生のときは陰で悪いことをして、ヤンキーな友達をかばっていていい子なわたしが、かつての同級生と不倫していたのをばらさられてしまう話。多分ラスト15行ぐらいが書きたかったんだろうけど、ここに至るまでが、砕いた言葉を使っている割には妙に文章が固いように感じた。

 それにしても、「文學界」を久しぶりに読んだら、グラビアがあったり、漫画があったりして、唖然としてしまった。


ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦 [ドクショ]


ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

ブラバンキッズ・ラプソディー―野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の挑戦

  • 作者: 石川 高子
  • 出版社/メーカー: 三五館
  • 発売日: 2009/02/23
  • メディア: 単行本


 TBSで日曜日21時からやっているドラマ「仰げば尊し」の原作。
 実話を基にしたオリジナルストーリーらしいので、ドラマを見たのを機に動画で野庭高校の演奏を見て、さらに興味が出て原作を図書館で予約して早速借りてきた。幸い予約したタイミングが良かったのか2冊同時に借りられた。

 全体に熱気のこもった文章でぐいぐい引っ張られ、夢中で読んだ。吹奏楽部の指導を引き受けた中澤忠雄はわずか2年で弱小吹奏楽部を全国大会へと導く。本によると関東大会を経て全国大会に出る確率は一ケタ。中澤の指導は教師の常識から外れたものであり(テクニックよりも観客の心にどう響くかを重視、曲を理解するために部員たちが劇で演じる等)、教員ではないことから学校側との対立も激しかったようだが、この本を読んだ後に動画で彼ら彼女らの演奏を聴けば中澤が重視した「音楽は心」というテーマがよく理解できる。

 動画を見る前は全国大会に出たとはいえ、高校生の演奏だろうと少し馬鹿にしていたところもあったが、いざ動画を見ると、温かみがあり、素直な音が私の理性ではなく、心に訴えてくる。素人だから、たかが高校生だからと見下していた自分が恥ずかしかった。もっと聴きたいと思いいろいろ動画を探して1時間ほど彼ら彼女らの演奏を聴いた。
 下の本は、『ブラバンキッズ・ラプソディー』に卒業生たちやナカザワ・キネン野庭吹奏楽団が誕生するまでの後日談を加えたもの。

 吹奏楽をやっている人にはもちろん、そうじゃない人にもぜひ手に取ってほしい一冊。

ブラバンキッズ・オデッセイ 野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の仕事

ブラバンキッズ・オデッセイ 野庭高校吹奏楽部と中澤忠雄の仕事

  • 作者: 石川高子
  • 出版社/メーカー: リトル・ドッグ・プレス
  • 発売日: 2007/04/25
  • メディア: 単行本


スタンフォードの自分を変える教室 [ドクショ]


スタンフォードの自分を変える教室

スタンフォードの自分を変える教室

  • 作者: ケリー・マクゴニガル
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2012/10/20
  • メディア: 単行本


図書館で見かけて、「嗚呼、どうやったらこの『くうねる』を生きがいにしている怠け者のおいらがやる気モードになるのだろうか……」と思い借りてきた。他にも何冊か借りていたので読み始めるのが遅くなったところに図書館から「この本は予約が入っているから、返却日までに返してね!」というメールが来たので、慌忙てて読みだしたところ、面白い!! もっと早く手にすればよかった!!

・悪しき習慣は感染する(肥満も!)
・ストレス解消に、テレビや映画を2時間以上見てはいけない(ちなみにストレス解消によいのは、教会の礼拝に行く、ヨガや瞑想、読書などらしい。礼拝はストレス解消になるんか……)
・ヘルシーを売りに出しているお菓子は、通常のお菓子よりも消費する(手に取る罪悪感が減るから)

などなど。

かねてよりダメダメなおいらが辞めたいのにやめられないネットサーフィンやビッグサイズのポテチ1袋をまるまる食べてしまう悪習についてはずばり

それをすることによって、未来の自分がどうなっているか具体的に想像しよう、とばっさり。
ええ、いろいろ想像しましたよ。汚肌になっていることとか、健康を害することとか、時間を無駄にすることで生じるダメージなどをいろいろと……

ダンナロイドに「未来の自分のために、21時以降はネットしません!」と宣言したら「いつまで続くのかな?」とにやにやされました。チクショー、必ずこの新しい習慣をわがものにして、ダンナロイドに近所の超おいしいシュークリームを買ってもらうわ!!

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

  • 作者: ケリー・マクゴニガル
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/10/10
  • メディア: 文庫



図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室

図解でわかるスタンフォードの自分を変える教室

  • 作者: ケリー・マクゴニガル
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2014/05/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

今度はこれも読んでみようかな。

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

スタンフォードのストレスを力に変える教科書

  • 作者: ケリー・マクゴニガル
  • 出版社/メーカー: 大和書房
  • 発売日: 2015/10/22
  • メディア: 単行本


 

best of Book 2015 [ドクショ]

今年は本当に本を読めなくて残念な年となった。以下簡単にベスト3を。


今年読んだ本の中で一番印象に残っているのは井上理津子さんの『葬送の仕事師たち』(新潮社)。
以前働いていた職場で公私ともにお世話になった人が3月10日に亡くなり、日に日に強くなるのは「私はあんな風に病になっても誰かのために生きることができるだろうか?」「自分の身辺をきれいに整理して去れるだろうか?」

一昨年買ったエンディングノートはまだ手つかずのままだ。

葬送の仕事師たち

葬送の仕事師たち

  • 作者: 井上 理津子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

葬送の仕事師たち

葬送の仕事師たち

  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/04/17
  • メディア: Kindle版


2位は、同じ著者によるルポ。『さいごの色街飛田』(筑摩書房 ※新潮文庫版もあり)
大阪に長年住んでいたにもかかわらず、知らないことがまだまだたくさんある。
一時まちあるきのイベントに参加して大阪市内のあちこちを歩き回ったこととか、何冊も読んだ黒岩重吾先生の小説やエッセイのことを思い出したりしながら読んだ。

さいごの色街 飛田

さいごの色街 飛田

  • 作者: 井上 理津子
  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2011/10/22
  • メディア: 単行本


さいごの色街 飛田

さいごの色街 飛田

  • 出版社/メーカー: 筑摩書房
  • 発売日: 2011/10/25
  • メディア: Kindle版


さいごの色街 飛田 (新潮文庫)

さいごの色街 飛田 (新潮文庫)

  • 作者: 井上 理津子
  • 出版社/メーカー: 新潮社
  • 発売日: 2015/01/28
  • メディア: 文庫


以下、印象に残ったものを。
和田義男著『札幌喫茶界昭和史』(沖積舎、1982=昭和57年12月1日)で、長年気になっていた紫烟荘の場所を特定できたのは本当にうれしかった。

札幌喫茶界昭和史 (1982年)

札幌喫茶界昭和史 (1982年)

  • 作者: 和田 義雄
  • 出版社/メーカー: 沖積舎
  • 発売日: 1982/12
  • メディア: -

さっぽろ喫茶店グラフィティー

さっぽろ喫茶店グラフィティー

  • 作者: 和田由美
  • 出版社/メーカー: 亜璃西社
  • 発売日: 2006/01/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

カズオ・イシグロの『忘れられた巨人』(早川書房)の余韻もよかった。

忘れられた巨人

忘れられた巨人

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/05/01
  • メディア: 単行本

忘れられた巨人

忘れられた巨人

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/04/25
  • メディア: Kindle版


楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA) [ドクショ]


楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA)

楽園追放―Expelled from Paradise― (ハヤカワ文庫JA)

  • 作者: 八杉 将司
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2014/10/17
  • メディア: 文庫

アニメのノベライズらしいんだが、アニメはみていない。
なので、どこまでが八杉設定なのか、どこまでが原作なのか分らなかったけど、おもろかったので一気読みした。



タグ:SF

虚ろまんてぃっく [ドクショ]

最近本当に小説を全然読んでいないんだけど、頑張って読んだ。「行列」は初出で読んだんだけど、これって、こんなに面白かったんだと電車の中でニヤニヤしていた。「夏の友」がよかった。淫靡でちょっと物悲しい感じが好き。「家族ゼリー」はグロすぎて電車の中で読んでいたら具合が悪くなって帰宅後寝た。刺激が強すぎるので3週間かけてちびりちびり読んだ。毒のある話が好きな人にお勧め。

虚ろまんてぃっく

虚ろまんてぃっく

  • 作者: 吉村 萬壱
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/09/10
  • メディア: 単行本



虚ろまんてぃっく (文春e-book)

虚ろまんてぃっく (文春e-book)

  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/09/10
  • メディア: Kindle版


忘れられた巨人 [ドクショ]

忘れられた巨人

忘れられた巨人

  • 作者: カズオ イシグロ
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2015/05/01
  • メディア: 単行本


カズオ・イシグロの最新作。今回はファンタジー。
息子のもとに旅する老夫婦の物語。竜の息によって記憶を失っている二人が道中で少しずつ「忘れていた方がよかった」過去の辛い記憶を思いだす過程が切ない。一度に読むのがもったいなくて少しずつ通勤時間を使って読む勧めて行ったけれど、1回読んだだけではわからない奥深さがあった。いつか手にする機会があればもう一度、出来ればこの物語の老夫婦と同じ年齢になった時に読みかえしたいと感じた。


文學界2015年5月号 [ドクショ]


文學界2015年5月号

文學界2015年5月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2015/04/07
  • メディア: 雑誌

二〇一五年上半期同人雑誌優秀作は、小倉哲哉「海の終わりに」。出だしは宮沢賢治の「やまなし」を読んでいるような不思議な感覚になる短編でずっとこんな感じで行くのかと思いきや、途中で現実に戻されたのがちょっと残念。でも、静かな余韻があってよかった。 


妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫) [ドクショ]

第2巻が出たので読んでみた。ちびちび通勤の楽しみにとっておこうと思ったのに、面白くてページをめくるのが止まらなくて一気に読んでしまった。で、あるページで吹き出してしまった。それは、この作品はもともと異形コレクション『未来妖怪』に発表された短編だったということを思い出せば、著者流の井上雅彦氏に対する感謝の現われなのだった。

妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)

妖怪探偵・百目2: 廃墟を満たす禍 (光文社文庫)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/04/09
  • メディア: 文庫



妖怪探偵・百目2~廃墟を満たす禍~ (光文社文庫)

妖怪探偵・百目2~廃墟を満たす禍~ (光文社文庫)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2015/04/20
  • メディア: Kindle版


未来妖怪―異形コレクション (光文社文庫)

未来妖怪―異形コレクション (光文社文庫)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2008/07/10
  • メディア: 文庫



タグ:SF

ロミー 映画に愛された女──女優ロミー・シュナイダーの生涯 [ドクショ]


ロミー 映画に愛された女──女優ロミー・シュナイダーの生涯

ロミー 映画に愛された女──女優ロミー・シュナイダーの生涯

  • 作者: 佐々木 秀一
  • 出版社/メーカー: 国書刊行会
  • 発売日: 2009/10/23
  • メディア: 単行本

 大学時代に見たルキノ・ヴィスコンティ監督の「ルートヴィヒⅡ~神々の黄昏~」を見た時に、この本の表紙になっている皇妃エリーザベド役のロミー・シュナイダーを見て、世の中にこんなに美しい人がいるのかと衝撃を受けた。以来、この写真のロミーは私にとって年を経たらこうなりたいという理想像だったので、折を見てエリーザベドの伝記を読んだり、2冊ほどロミー・シュナイダーの伝記も読んだ。ロミー・シュナイダー自身は嫌がっていたけれど、シシー役は彼女のための役だと思った。

 すばらしいの一言に尽きる良書だった。
 毎日通勤時間を利用して少しずつ読み進めた。ロミーの一生を出演作品と共に紹介しており、理想の女性としておきながらほとんど見ていないことを恥じ、これから機会を見つけて少しでも多くの作品を見たいと思った。もうすこししたら、私はロミーが亡くなった年齢になってしまう。なのに、こんなダメ子でええんやろか……


聖闘士星矢セインティア翔 4 (チャンピオンREDコミックス) [ドクショ]


聖闘士星矢セインティア翔 4 (チャンピオンREDコミックス)

聖闘士星矢セインティア翔 4 (チャンピオンREDコミックス)

  • 作者: 車田正美 久織ちまき
  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: コミック



聖闘士星矢セインティア翔 4 (チャンピオンREDコミックス)

聖闘士星矢セインティア翔 4 (チャンピオンREDコミックス)

  • 出版社/メーカー: 秋田書店
  • 発売日: 2015/02/20
  • メディア: Kindle版


 ダンナロイドが新刊を買ってきてくれた!!
 待っていたよ!!

 第3巻で一区切りかと思いきや、な、なんと今回はついに星矢が登場!
 銀河戦争で星矢と紫龍が対決!
 ギリシャの聖域(サンクチュアリ)の教皇からの刺客も登場!
 リアルタイムでアニメを見ていた世代としては、うおおおおお~~~~とテンションあがりまくり!!
 キタ━━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━━!!

 ところで、本の帯を見たら、星矢のスピンオフってすごいことになっているのね……『聖闘士星矢 THE LOST CANVAS 冥王神話』もアニメで途中まで見たものの、原作はまだ読んでないんだが……


コミカライズ版『氷点』を読んでみた その2 [ドクショ]

コミカライズ版『氷点』の続きが紙ベースでも読めると言うので、早速書店へGO!
だが、下のAmazonの画像をご覧くださればお分かりでしょうが、買うのに勇気がいる表紙。
「とろける初夜 VS キケンな朝」……って何なんだよ~(汗)

もちろん、買いましたけど、恥ずかしかったよ~
なんでアラフォーになってからこんな罰ゲームみたいなことをしないといけないんだよ~
学生の時書店でレジ売っている時に恥ずかしそうに若い男性が表紙を裏向けて差し出す気持ちが今頃わかった。
(とかなんとかいいつつも、ぢつは『氷点』以外も一通り読んでいたりする)

増刊 Cheese! (チーズ) 2015年 01月号 [雑誌]

増刊 Cheese! (チーズ) 2015年 01月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/12/10
  • メディア: 雑誌

で、気になる『氷点』第2話、第3話なんだけど、徹君がイケメンでいい!(そっちか!)
啓造が年齢の割に若すぎる気もしないでもないけど、啓造もイケメンです。むふふ。
高木先生は私のハートをがしっとつかむ眼鏡萌えだし、ええわ~
こうなると、早く北原君も見たい! 
引き続き『続氷点』も漫画化してください、小学館様!!

誰か『帰りこぬ風』とか『ひつじが丘』とかも漫画化して~

内容も見所がバシッとまとめられているし、台詞も小説のままなのが安心して読めます。
ただ、一つ困っているのは、この連載が1冊の本になるまで時間がかかりそうなので、それまではずっとこの分厚い雑誌と第1話が掲載された付録とを取っておかないといけないとういうこと。

とりあえず、ダンナロイドの本棚に入れておこう。


best of book 2014 [ドクショ]

今年も残すところあと6時間弱。
というわけで、今年も読んだ本の中から印象に残ったものを紹介。
今年は(今年「も」か)、あんまり本を読んでいなかったんでベスト3を選んだらこんな感じ。


1.吉村萬壱『ボラード病』(文芸春秋)
2.上田早夕里『深紅の碑文』(早川書房)
3.松永洋子(新橋・有薫酒蔵女将)編著『奇跡の居酒屋ノート ~全国1200高校の卒業生と女将が紡ぐ物語』(洋泉社)

ボラード病

ボラード病

  • 作者: 吉村 萬壱
  • 出版社/メーカー: 文藝春秋
  • 発売日: 2014/06/11
  • メディア: 単行本


 『ボラード病』と『深紅の碑文』と迷ったけれども、最初に読んでからかなりたつのに未だにあれはよかったなあ……としみじみ思う小説だったので今年のベスト1に前者を。『深紅の碑文』も素晴らしい小説で夜更かしして必死に読んだ。未読の方は『華竜の宮』の共にこの正月休みにぜひ。『奇跡の居酒屋ノート ~全国1200高校の卒業生と女将が紡ぐ物語』は、新橋にある居酒屋・有薫酒蔵にある高校よせがきノートのことを綴った記録。本を読まれてお店に行くのもよし、お店に行かれてから本を読まれるのもよし。お料理も雰囲気も本当にすばらしいお店。

深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: 単行本


深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/12/19
  • メディア: 単行本


深紅の碑文(上)

深紅の碑文(上)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/12/18
  • メディア: Kindle版



深紅の碑文(下)

深紅の碑文(下)

  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 2013/12/18
  • メディア: Kindle版





 

奇跡の居酒屋ノート ~全国1200高校の卒業生と女将が紡ぐ物語

奇跡の居酒屋ノート ~全国1200高校の卒業生と女将が紡ぐ物語

  • 作者: 松永 洋子(新橋・有薫酒蔵女将)編著
  • 出版社/メーカー: 洋泉社
  • 発売日: 2010/03/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

ちなみに、過去はこんな感じ。
2008年
2009年
→2010年
2011年
2012年
2013年

 他にも雑誌「かぞくのじかん」には家事全般にわたりお世話になったし、レシピがぐんと増えた。料理本『農家の台所』は私のような料理嫌いにもすぐレシピがあり、今まで食卓に上らなかった食材をいただくよい機会になった。『農家の台所』で知った大根カレーのレシピはお客さまに大好評で、普段小食のお客様がなんとおかわりを!!

かぞくのじかん 2013年 03月号 [雑誌]

かぞくのじかん 2013年 03月号 [雑誌]

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 婦人之友社
  • 発売日: 2013/03/05
  • メディア: 雑誌

Farmer's KEIKO 農家の台所 (生活シリーズ)

Farmer's KEIKO 農家の台所 (生活シリーズ)

  • 作者: Farmer's KEIKO
  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2012/09/03
  • メディア: ムック


Farmer’s KEIKO 農家の台所

Farmer’s KEIKO 農家の台所

  • 出版社/メーカー: 主婦と生活社
  • 発売日: 2012/09/03
  • メディア: Kindle版

 また、今年は三浦綾子の『氷点』が出版されて50周年ということで以下の2冊が刊行された。久しぶりに綾子さんの新刊が読めてうれしかった一方で、光世さんの訃報に悲しんだ1年でもあった。『「氷点」解凍』は『氷点』解説書として本当によくできた本で、複数の人から素晴らしい本を紹介してくださってありがとうと礼を言われた。

「氷点」解凍

「氷点」解凍

  • 作者: 森下 辰衛
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/04/21
  • メディア: 単行本


ごめんなさいといえる

ごめんなさいといえる

  • 作者: 三浦 綾子
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/04/21
  • メディア: 単行本




 漫画もちょっと読んだ。『聲の形』(3巻まで)、『剣客商売』(既刊17巻まで)『おいしい関係』(全16巻)、『Real Clothes』(4巻まで)など。
 漫画と言えば、下の本。今だからこそ話せるアニメ・ドラえもん秘話という感じの一冊。テレビ朝日でのアニメ化にあたり、藤子・F・不二雄先生が『ドラえもん』を嫁に出したものの結婚に失敗して実家に戻った出戻り娘にたとえる部分は電車の中で読んでいて泣きそうになった。藤子・F・不二雄先生の人柄や作品に対する深い愛情を知ることが出来た良書。

「ドラえもん」への感謝状

「ドラえもん」への感謝状

  • 作者: 楠部 三吉郎
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2014/09/01
  • メディア: 単行本



タグ:三浦綾子

再び、あな吉さんの手帳術にチャレンジ [ドクショ]

あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術

あな吉さんの 人生が輝く! 主婦のための手帳術

  • 作者: 浅倉 ユキ
  • 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 発売日: 2011/10/16
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 昨年時間の使い方が下手すぎるんじゃないだろうかと思い、上の本を図書館で借りてきた。が、だめだめな私にはハードルが高すぎると断念した。しかし、今年の6月から働き始めて、家でも職場でもいろいろすることが増えたので、先日ふとこの本のことを思い出し、もう一度図書館から借りて読みなおし、まずはA4の紙を半分に折り、やることを付箋に書いて左に貼り、完了したら右に動かし、残った付箋を仕事のやりのこしと見なして再び処理していくという方法を職場で試してみたら、一目でやり残しがわかるので頭の中がすっきりした。
 そこで、自宅でもA4の紙を曜日ごとに7枚用意し、同様に付箋でやるべきことを書き出し、完了したら付箋を外し、どうしても処理できなければ翌日に繰り越すということをやってみたら、頭のもやもやが随分すっきりしてきた。しかも、付箋なので書き出した内容の入れ替えが容易。むむむ、すごいぞ、あな吉さん!! 。だが、A4の紙に付箋を貼ったままだと心配なので、最初は透明のクリアホルダーに入れていたけど、いちいち出したり入れたりしなければいけないのがめんどくさい。
 やはり、ここはA5ファイルを買ってきて、オリジナル手帳を作るという手法しかないのか……でも、形から入る私があれこれ道具をそろえたものの挫折したら買ったものの代金が無駄になる……とネットでA5サイズのバインダーを探しながらもやもやしていたが、ふとあることに思い立った。
 
 それは、ATOMAのA5サイズのノートを使うこと!
 これなら、ページごとの入れ替えも容易だし、処分も容易。それにA5サイズだから持ち運びも楽。
ATOMA PPカバーノートA5ブルー  AT-41357-BL

ATOMA PPカバーノートA5ブルー  AT-41357-BL

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 丸善
  • 発売日: 2009/03/16
  • メディア: Stationery


 
 思い立ったら、吉日と早速さっき試してみた。
 いいではないか!!
 あとは、ATOMAノートに下のシールを貼れば来年の手帳として使えるのではないかということに気がついた。

 でも、ここでふと気がついた。
 折角ELLEを買って、クオバディスの手帳をゲットしたのに、これはどうしよう……最初はトラベル版を買って500円でクオバディスの手帳をgetできたとよろこんでいたのに……(手帳の表紙が派手なので、なにかカバーをしてつかうつもりだった)


ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2014年 12月号

ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2014年 12月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ハースト婦人画報社
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: 雑誌



トラベルサイズ ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2014年 12月号

トラベルサイズ ELLE JAPON (エル・ジャポン) 2014年 12月号

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ハースト婦人画報社
  • 発売日: 2014/10/28
  • メディア: 雑誌
 

 

タグ:手帳

妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫) [ドクショ]


妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)

妖怪探偵・百目 1: 朱塗の街 (光文社文庫)

  • 作者: 上田 早夕里
  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/07/10
  • メディア: 文庫



妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~ (光文社文庫)

妖怪探偵・百目1~朱塗りの街~ (光文社文庫)

  • 出版社/メーカー: 光文社
  • 発売日: 2014/07/20
  • メディア: Kindle版
 以前『未来妖怪』で読んだ作品が、長編(というかシリーズ化というべきか)になって帰ってきたので読んでみた。
 面白かった!

タグ:SF

アオイホノオ1~7巻を読んだ [ドクショ]


アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

アオイホノオ 1 (ヤングサンデーコミックス)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/02/05
  • メディア: コミック



アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(1) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2008/02/05
  • メディア: Kindle版



アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 2 (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/05/11
  • メディア: コミック



アオイホノオ(2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(2) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/05/11
  • メディア: Kindle版



アオイホノオ 3 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 3 (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/12/12
  • メディア: コミック



アオイホノオ(3) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(3) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2009/12/12
  • メディア: Kindle版


アオイホノオ 4 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 4 (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/06/11
  • メディア: コミック



アオイホノオ(4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(4) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/06/11
  • メディア: Kindle版



アオイホノオ 5 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 5 (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: コミック



アオイホノオ(5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(5) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2010/11/12
  • メディア: Kindle版



アオイホノオ 6 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 6 (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: コミック



アオイホノオ(6) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(6) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/06/10
  • メディア: Kindle版



アオイホノオ 7 (少年サンデーコミックススペシャル)

アオイホノオ 7 (少年サンデーコミックススペシャル)

  • 作者: 島本 和彦
  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/11/11
  • メディア: コミック



アオイホノオ(7) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

アオイホノオ(7) (ゲッサン少年サンデーコミックス)

  • 出版社/メーカー: 小学館
  • 発売日: 2011/11/11
  • メディア: Kindle版


 ダンナロイドがTSUTAYAのコミックレンタルサービスで借りてきてくれた。
 主人公は漫画家志望の大作家芸術大学映像計画学科1回生焔燃(ホノオ モユル)。
 バドミントン部の先輩トンコさん(彼氏もち)に漫画のことを解説するという形で高橋留美子、あだち充等の漫画家の作品が紹介されるのが面白い。また、ポカリスウェット、ウォークマン、ビデオデッキといったアイテムが若者たちに浸透していく様子も描かれていて面白い。

 手塚治虫を中心としたトキワ荘界隈の物語は何冊か読んだが、これはトキワ荘よりあとの世代のことを描いていて、何十年かのちに読み直してみたら貴重な資料の一つになるのかもしれない。実在の地名、団体、人物が出てくる一方でフィクションの部分もある。庵野秀明らがDAICON3でオープニングアニメを作るという、後にSF大会の伝説となったエピソードが描かれている。


タグ:SF
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